徳風会竹谷式墓相吉相墓
先祖供養
「人生の先天運は父母の陰徳行為で決まり、後天運は自己の努力で決まります」これは、私達の生活規範を示すものでもあります。
そして、現在の私達はご先祖と共に生きていることを知ります。
先祖供養とはそのご霊を回向する事です。そして回向とは自らが修めた功徳によって、そのご霊を極楽往生に資することであります。
正しい先祖供養は、先ずは自らが功徳を修めることに始まります。
自らが功徳を修めるには陰徳積みの他にはありません。
これによって初めて供養が成り立つものとなります。
ご先祖の徳分によって自らの人生に加護を与えられていることに感謝を表し、ご先祖の徳分に影を差す過悪があるならば、自らの陰徳積みによる功徳を修め、ご先祖を供養することによって影を取り去り、その過去を正すことにより日々の安寧と子孫の繁栄が約束されることになります。
この様な先祖供養の意義は時代によって移り変わるものではありません。
直系のご先祖はお墓によって、お仏壇によって祀られます。そして、祀るご霊を供養します。
総てが顕現するお墓とお仏壇の相と、祭祀の方法は、決して間違ってはいけません。直系のご先祖は正しくお墓を建立し、お仏壇を正しく祀って下さい。
※初代竹谷聰進先生は、徳風会の浄行に参加し、陰徳積みをした方にしか吉相墓の指導をしませんでした。陰徳積みをした功徳をもって吉相のお墓を建て、ご先祖を供養するのです。
※家系図とお墓、お仏壇のお位牌を照らし合わせて、祀り抜けのご先祖が無い様にご注意下さい。
※先祖代々の宗旨でご先祖を祭祀して下さい。個人の信仰の宗教と先祖供養とは別として考えて下さい。そして年忌法要(法事)を忘れずに必ず行って下さい。
傍系供養
傍系供養とは、各家庭のお墓やお仏壇にお祀りする事が出来ない方々の、供養を勤めることです。
この傍系に当たる方の中で、特に大切に勤めなければならないのが自分と繋がる傍系先祖の供養です。
母方ご先祖は私達の肉体の存在を生み出した半分のご先祖で有ります。
直系ご先祖と共に、私達は母方ご先祖と共にも生きているのです。そして、母方ご先祖の陰徳行為によって少なからずの徳分を頂いている事になります。又、過悪があれば正すべく供養をしなければなりません。
さらに、日々の生活を共にする夫婦に徳分を与えて下さるのは、妻方のご先祖も同じで有ります。
妻方ご先祖は私達の子孫の繁栄に、大きな影響を与える事は言う迄もありません。
又、絶家した傍系先祖、兄弟があればその過悪を正すべく供養する必要があります。
この様に、私達には数多くのご先祖があり、その徳分を与えられています、しかし、直系のご先祖と一緒に、各家庭のお墓とお仏壇で祀って供養する事は出来ません。
徳風会では地蔵尊影奉流の浄行の時に、大地蔵尊での供養を受け付けています。
より念入りに供養するためには寺院等で永代供養をして頂く必要があります。
「徳風会・祭祀研究所」では、供養が滞る事の無い寺院を推薦させて頂いております。
「供養は陰徳であり、陰徳積みは徳風会の理念で有ります」正しく先祖供養・傍系供養を行なって下さい。
先祖の祀りは主婦の務め
妻は子を生み育てるのが重大な役であることは申すまでもありません。
日常の炊事や針仕事は使用人でも出来ますが、子を生むことを使用人や出入りの人にまかす人はないでしょう。
その生まれる子供は生まれるなり運命が定まるとすれば、生まれるまでに吉い運命をもって生まれるようにしなければなりません。
吉い運命をもって生まれるようにするには子が宿るまでと、宿ってから生むまでとは特に陰徳を積むことに心掛けねばなりません。
昔から胎教というのがあります。即ち医師に相談して身体の健康を保つと共に精神的にも修養する妊娠中の心得です。
修養も徳を積む一種です。先祖の祀りも陰徳の一つです。
即ち妻は先祖を正しく祀り、その陰徳を生まれる子供に譲るのです。
仏教のある一派で、先祖供養会また年忌などの時、御寺さんが「この御経の功徳をもって一切に及ぼし我も仏も皆共々に」云云ととなえられるのも、御経の陰徳、供養の陰徳を指したのです。
人生に先天運と後天運とがあるとすれば、先天運は生まれる以前の祖父母、父母の陰徳で定まり、後天運は自己の努力によって開くのです。
主人も当然陰徳を積まねばなりません。
夫婦共に積むのが常道ですが、主人は休日以外は事業や生活費を得るため多忙です。陰徳を心掛けて実行するに余りに多忙です。夫に出来ない不足分を妻がどしどし積むようにして下さい。子孫繁栄の根であり元であります。
積善の家に余慶ありとは、古人がこの行ないをいったのでしょう。
宗教家の御説法のようで恐縮ですが墓相の副産物として明らかになったのです。
仏壇の祀り方
祀る所を神道では祖霊殿、御霊屋、神殿等といい、仏教では仏壇、仏間などという。
一般に神道では、御霊壐一個毎に名を書き神体とする。神体は段に並べ、外部から見えないように祀ってある。
儒教では、神体を神主または虞主といい、外部から見えるように段の上に祀る。
仏教では、位牌の他に過去帳を備えるのが普通の祀り方である。また、外国では先祖を供養しない宗教もある。
- 一、仏壇はお墓の遙拝所である。
- 二、祭壇を、座して礼拝する時に頭が上に向くように祀ったり、礼拝の不十分な家庭は不和・意見の不一致が生じやすい。
- 三、仏壇の向きは東から南向きが良い。
- 四、仏教式の本尊は、立像でも座像でも貧弱な姿は不可、写実的な木像か画像が良く、顔は下膨れ形で色は古代色が良い。 金物や石の仏像・本尊等は、主人、相続人に突然の不慮の災難を招くことがある。
- 五、両脇は掛軸にて木質瓔珞を掛け、木質常花(金蓮華)を置くと良い。 事業や家庭の難事の際後援者を得る。
- 六、仏壇の輪燈は飾りとする。神経過敏、神経痛、不眠症、眼疾等を誘発することになるので電気は入れません。 仏壇の扉の止金の破損は鼻の先の怪我、腫物等になりやすく、扉の蝶番の破損は耳の病になりやすい。
- 七、仏壇の中に写真を祀ると、頭のふらつき、家庭不和を招く。仏壇の上に掛けるのも同様です。また仏壇の上部に物を据えぬこと。品物を置くと前記と同じ現象が起きる。
- 八、仏壇の生花は高くしないこと。ローソクの火は途中で消さないように。
- 九、位牌は台の形に吉凶はなく、祀り方も特殊な仏壇や家によって異なるが、普通一般の家では上から二段目、向かって右側に○○家先祖各霊位または菩提の位牌を一基(分家初代の場合)祀る。 吉相墓の五輪塔で祀られている御先祖は、繰り出し位牌にして向かって右側に、先代(両親)のものは同じ寸法の普通位牌で向かって右側に祀る。 子供(水子を含む)の位牌は小さくし、向かって左側一段下に祀る。 白木の位牌を常時祀っていると、家庭に常に病弱者がある。
- 十、過去帳は祀らず子孫への記録とする。
- 十一、位牌および過去帳は水に流しても、燃やしても統計上吉凶はないが、個人では処理しないほうがよい。
- 十二、他家の先祖および本尊を同一の祭壇に祀ると、他人の生活を助けて、自己の家庭が衰微し、子孫に金銭の不足が生ずる。 また自己の仕事より他人の世話の好きな世帯主となる。
- 十三、供物を早く下げるも、長く供えるも統計上差異はないが、長く供えるとネズミを招き、本尊を損傷することがある。
- 十四、仏壇は金箔に限らず唐木物でもよく、また箱の中でも机の上でも統計上吉凶はない。
- 十五、本尊一体のみ祀ると孤独な家庭になる。本尊の左右に掛軸を掛けると良い。